日産自動車(法人)も立件へ!三菱はゴーン会長解任へ!ルノーは解任せず!?クーデターの可能性は?

カルロス・ゴーン会長の逮捕により、様々な方面に影響が及んでいるようです。

実際、内部告発する側となった日産自動車に対しても司法当局は立件する方向で動いているようです。

いったいなぜ被害者であるはずの日産自動車が立件されるのでしょうか…?

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日産立件へ向けた概要


出典;産経新聞

ルノー、日産、三菱のトップとして君臨していたカルロス・ゴーン容疑者が金融商品取引法違反容疑で逮捕された事件において、東京地検特捜部は日産自動車(株)を立件する方向で検討しているそうです。

その理由はこちらになります。

 金融商品取引法は、有価証券報告書の重要事項についてうその記載をした場合、10年以下の懲役か1千万円以下の罰金を科すと定めている。さらに社員が業務に関して違法行為をした場合、事業主体の法人も罰する両罰規定があり、法人には7億円以下の罰金を科すとしている。

今回の逮捕容疑について特捜部は、経営トップであるゴーン会長の虚偽記載が5年間と長期にわたり、約50億円と巨額にのぼる点を重くみて、法人の責任も免れないと判断し、立件を検討するものとみられる。

出典;朝日新聞デジタル

つまり、社員が有価証券報告書に不実記載をした場合、その事業法人も罰せられると言う法律があり、今回は特に金額が高額であるために立件される可能性が高いと言うことですね。

その刑罰は罰金刑で7億円以下と言うことです。

日産が受ける罰金がいくらになるのか今のところわかっていませんが最高額の7億円だとしたら、いかに日産と言っても、少ない金額ではないですよね。

ゴーン容疑者の高額報酬がこれまでも批判の的として取り上げられていたそうですが、今までのようにゴーン容疑者に高額の報酬を払い続けることを考えれば、お安いものなのかもしれません。

ゴーン会長をめぐる事件の構図

出典;朝日新聞デジタル

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ゴーン会長と決別した日産

日産自動車の西川広人(さいかわひろと)社長はゴーン会長と共に日産再建に力を尽くし、その功績が認められ社長に起用されました。

ゴーン会長の側近の一人で、社内では「ゴーンのお気に入りの1人」と見られていたそうですが、11月19日に行われた記者会見ではゴーン容疑者を突き放すような発言が多く聞かれました。

その会見のコメントの一部は以下の通り。

「43%の株を持つルノーのトップが日産のトップを兼任することはガバナンス(企業統治)上、1人に権限が集中しすぎた」

「長年にわたる統治の負の側面と言わざるを得ない」

「当然、解任に値すると理解している」

「極端に特定の個人に依存した形ではなく、良い見直しの機会になるのではないか」

出典;朝日新聞デジタル

また、今回の逮捕劇に関して記者から「これはクーデターなのか」と言う質問に対して西川社長は、「クーデターという理解はしていない」と答えたそうですが、社内では一部の外国人幹部に対しての不満がくすぶっていたと言います。

あまりに長く独裁体制が続いていれば腐敗や綻びが何某らの形で出てくるものです。

特に日本人の一歩引く気質に比べれば、外国人経営者は強欲に移り、不満が堆積していった可能性もあるのではないでしょうか?

そこへ来て、会計上、明らかに不条理な実態が見つかれば、「追及してやろう!」と言うことになっても不思議ありませんよね。

奇跡の業績V字回復を成し遂げたゴーン容疑者の評価は高いですが、多くの才能ある芸術家がそうであるように、飛び抜けた人の才能は偏って居るものです。

もう少し周囲にの批判に対する配慮を考えれば今回のような事件は起こらなかったのでしょうけれど、ゴーン容疑者もまた偏った才能の持ち主だったのかもしれませんね。

何はともあれ、ゴーン社長の首を取ったのは外ならぬ日産自動車本体です。

カリスマトップを失った日産自動車の幹部たちが、ルノーや三菱自動車との提携を踏まえ、今後のどのように「日産自動車」と言う巨大な船をコントロールしていくのかに注目して行きましょう。

ルノーは解任せず!

日産自動車、ルノー、三菱自動車の3社の会長職を務めていたカルロス・ゴーン容疑者ですが、日産は11月22日に行われる取締役会においてゴーン容疑者の会長職と、同じく今回逮捕されたグレッグ・ケリー容疑者の取締役の解任を決定する模様です。

また、三菱も来週にはゴーン容疑者の会長職を解任するための取締役会を開く予定。

しかし、ルノーは20日に取締役会において、会長代行にフィリップ・ラガイエット社外取締役を指名したものの、ゴーン容疑者の会長兼最高経営責任者(CEO)解任は見送られたそうです。

日仏において、対応が別れた結果となりましたが、その辺りにおいても3社連合の足並みの不ぞろいが伺えます。

日産は現在、販売台数、売り上げともルノーを大きく抜き、日産の43%の株式を所有するルノーは日産からの株主配当で息をしていると言っても過言でない状態となっています。

ここでルノーがゴーン容疑者を解任しない理由について想像すると、3社に大きな影響力を持つゴーン容疑者を外してしまえば逆に日産に食われてしまう可能性も出てき兼ねないからではないでしょうか?

犯罪者とされるゴーン会長のルノー解任問題についてはフランス国内において今後大きな議論を呼びそうですね。

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クーデターの可能性は?

ルノーの15%の株式を取得するフランス政府は、日産とルノーの経営統合をゴーン容疑者を通じて行いたいと画策していたようですが、経営統合の件はこれで暗礁に乗り上げたことになります。

実は、水面下で繰り広げられていたルノーと日産の経営統合に対し、日産内に危ぶむ声もあったようです。

西川社長は「クーデターではない」と公言していましたが、ある意味、今回の内部告発はルノーと日産の経営統合により、「日産自動車」の看板が無くなることを危ぶむ人物たちの「クーデター」だった可能性も否定できないように思います。

ネット上の反応

ネット上の声をまとめてみました。

「組織として違法行為を黙認したり積極的に関わってたりしたら、法人としての日産も処罰を受けるべきだ。7億円程度の罰金なら日産にとっては微々たるものだが企業イメージのダウンは大きい。 」

「虚偽記載はともかく、それに連動して脱税にはなってないのかね。所得申告がちゃんとしてたら虚偽記載なんか一発でバレるんじゃないの?
ま、日産は法人に責任が及んでも、株価が暴落しても構わないっていう判断だったんだろうね。それでもゴーンを切ると。コストカッターとして外国人役員を入れる流れも潮目が変わるかもね。結局彼らはアウトサイダーでいつかは害になるしかない存在なわけだ。」

「今までの体制を断ち切るために、厳正に処罰を受け、罰金を支払い、法的に過去について清算したほうが、逆に日産にとって経営改善しやすいのではないか。そして、どのような新体制で会社を立て直すのか、特にルノーとの関係及び出資の比率について、いろんな外圧がありそうだが、将来的に見直しが必要ではと思っている。」

「ゴーンには逆らえなかったのでしょう。
長期に渡り独裁となれば公私混同で、欲が出てくる。上に立つ者は他人に厳しく、自分には甘いとつくづく思う。
リストラや下請けの人達が可哀想でならない。そういう人達がいるからこそ、生活が出来ることを忘れてはいけない。 」

出典;Yahoo!ニュース

「リストラされた人や下請けの人たちが可哀そうでならない」と言うコメントもありましたが、そんな気持ちがゴーン容疑者に少しでもあれば、今回のような事件には発展しなかったでしょうね。

ゴーン容疑者が日産の社長に就任したとき、大量にリストラした人たちの気持ちを忘れ、私利私欲に走ってしまえば、今回の結果は当然の報いと言うことになるでしょう。

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