脱プラスチック生活!木製ストローやその他の代替品状況、取り組んでいる企業は?

6月18、「餃子の王将」などを展開する王将フードサービスは「餃子の王将」など全店舗で、プラスチック製のストローとスプーンを廃止すると発表しました。

昨今では、脱プラスチック商品や素材を各社、競い合いながら開発を進めています。

どのような会社がどのようなプラスチック製品の代替素材や商品を開発しているのでしょうか?

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概要

世界中で海洋プラスチック汚染が深刻化する中で、環境省は今年6月の「G20」を控え、関係府省庁と海洋プラスチックごみ対策の初会合を2月26日に開催しました。

会合では、海洋プラスチックごみ対策に対する現在の取り組みなどが各省庁から発表されたということです。

当ブログでも、プラスチックごみによる海洋汚染の現状などを以前お伝えしていました。


広がる海洋汚染! スタバやマックがプラスチックストロー廃止へ!

そこでも少し触れましたが、スタバやマックがプラスチックストローの利用停止を発表するなど、2018年は脱プラ社会へと大きく舵を切った年になりました。

トウモロコシなどの自然原料を元にしたプラスティック代替品は随分以前から開発されていて、サバイバルゲームなどで使うエアガンに込めるBB弾には少し高くなりますが生分解タイプのものがチョイス出来るようになっていました。

素材としてはそうした生分解型のプラスチック代替品が以前から存在していたわけですが現状はどうなのでしょうか?

開発している企業やストローなどの代替品にスポットを当ててみました。

ストローの代替品

本来、シェイクやタピオカミルクティー、スムージーと言ったような特殊な飲み物や紙パック飲料以外、ストローは無くても飲める飲料は多いのでそう言った飲み物をチョイスした場合はストローはキャンセルすればよいのだと思います。

それでもやはりストローが手放せないと言う方もいらっしゃるでしょう。

プラスチック製ストローの代替品の現状はどうなのでしょうか?

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紙製ストローの問題点

紙製ストローにはまだ多くの問題点があるようです。

まず一つ目は耐久性の問題。

20~30分、液体につけておくとやはりふやけてしまうようで、飲んでいる最中に中身が飛び出すこともあるそうです。

また、どうしても紙の粉がでるため、原料が製品に溶けだし製品の質を落としてしまう危険性も指摘されています。

当然、強度は紙製の方が圧倒的に落ちます。

シェイクやスムージーを飲むには現在流通しているものでは強度が足りず、かなり厚手のものを作らなければなりません。

それから価格

製造コストがプラスチック製に比べると4~10倍にもなるらしく、それに伴い製品価格が上昇することになります。

まだまだあります。

そして、水分を吸い込む紙を使う特性上、それを抑えるためにワックスが使われますがそのワックス自体の環境や人体に与える影響への不安があります。

その他の素材を使ったストロー

さて、プラスティックストローの代替品として有力視されている紙ストローですが、その他の素材のストローはどうなのでしょうか?

木製ストロー


出典;ANN テレ朝ニュース

なんと木でできたストローが開発され、ザ・キャピトルホテル東急で2019年初頭より使用されることが決まりました!

使用される木材は西日本豪雨で倒れた木などで、今後は各地の間伐材が使われる要諦とのことですので、そのために木を切り倒す必要もなく、材料の供給については環境に影響を与えることはありません。

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開発したのは、なんと、住宅メーカーのアキュラホームです!

住宅メーカーがストローを開発するなんてなんだか不思議な感じがしますね。

製造方法は丸棒に穴をあけて作るのかと思いましたが、実際は木材を厚さ0.15ミリの極薄に削って筒状に巻き上げて作られていて、紙ストローに比べると頑丈に出来ていると言うことです。

住宅を作る際、木材をカンナと言う道具で薄く削ることがありますが、アキュラホームの社員さんがそれを見て、「巻けばストローになるんじゃない?」とか、ひらめいたのでしょうか?


出典;ANN テレ朝ニュース

画像でも確認できると思いますが、薄い木材が何重にも巻かれているのがわかります。

木目がキレイに出ていますね。

当然、使い捨てになるわけですがなんだかもったいない気がしませんか?

生分解性ストロー

概要の欄でも少し触れましたがトウモロコシから取り出した「ポリ乳酸」と言う自然循環型樹脂を原料としたもので、微生物の働きにより土に返すことが可能です。

価格は紙製ストローと同じくらいのようです。

ネット通販価格を調べて見ましたが5000円/500本くらいでした。

ちなみにプラ製は500円/500本

紙製は1400円/144本

プラ製のストローは生分解型ストローや紙製品の10分の1の価格なのですね。

大手飲食店チェーンのガストはこのストローを使っていくそうです。

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パスタのストロー

マリブのカフェでは「ブカティーニ」と呼ばれる中がストローのように中空になったパスタをストローの代わりに提供しているところがあります。

茹でて食べるパスタですが冷たい飲料の中では4時間くらいならしっかりとした形を保っているそうです。

コストは一本当たり2~3円だそうで紙製のストローや生分解タイプのものに比べると随分割安な計算になります。

ただ、乾燥の過程で熱は加えられているでしょうが、熱処理が前提の乾燥パスタですので衛生的にどうなのか?と言う懸念は残ります。

カネカの素材

化学メーカー大手の「カネカ」が開発した素材を活用する企業が相次いでいます。

カネカが開発した生分解性ポリマー「PHBH」と言う素材は、海水中の微生物による分解が可能な100%植物由来のプラスチックで、30度の海水で6カ月以内に90%以上が水と二酸化炭素に分解されると言う優れもの。

素材が持つ機能は、2017年に国際的な認証機関により認められています。

今年秋にはセブン&アイ・ホールディングス(HD)が、飲料カップに付けるストローに試験導入するほか、別の製品での導入も検討。

資生堂は、自社が持つ化粧品容器のノウハウを生かし、カネカと製品を共同開発することで合意しています。

世界的なプラスチックごみ削減の動きを受けて、カネカは昨年25億円を投資して、PHBHの製造設備を大型化していますが、今後のさらなる需要を見込み大規模な生産能力拡大を検討しているとのことです。

世界が注目する日本企業

石灰石

出典;株式会社TBM

今、世界的に注目されている日本企業があります。

株式会社TBMと言う名のこの会社、地球上に無限に存在すると言われる石灰石を主原料に紙やプラスチック製品に代わる新素材LIMEX(ライメックス)を開発した会社です。

この日本発の新素材は今後、脱プラスティック社会の一端を支える素材として世界中から大きな期待が持たれています。

新素材 LIMEX

さて、LIMNXとは具体的にどんな素材なのでしょうか?

紙として

無尽蔵にあると言われる石灰石を主原料にしていて、紙を作るときに大量に使っていた水もほとんど使うことなく、木材パルプも使わず生産することが出来るため、環境にとてもやさしい素材です。

また、石でできているため、耐久性、耐水性が素晴らしいそうです。

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プラスチックとして

今はまだ石油由来の樹脂を一部使用してLIMEXプラスチックを製造しているそうですが、将来的には100%生分解できる製品にするために現在石油由来の樹脂を自然循環型樹脂に置き換える研究がされているそうです。

リサイクル

紙のLIMEXをはじめ、LIMEX製品は全てリサイクルが前提となっていて、TBM社は「アップリサイクル」と言う新しい言葉を使い「次元・価値の高いモノを生み出すこと」を目的としたリサイクルを目指しています。

まとめ

私は瀬戸内海に隣接する地域に住んでいます。

私がまだ幼い頃、その瀬戸内海に船で出かけるとスナメリクジラと言う大人の一抱えほどの小さなクジラの仲間をよく見かけました。

しかし、近年では遭遇する機会はすっかり減ってしまい、もうずいぶん長い間、彼らには遭っていません。

一説によるとプラスチックごみが原因だとか…。

地球の環境が守られ、生物が安心して豊かに栄えることで人間の生活は初めて成り立つわけですよね。

まだまだ脱プラスチックははじまったばかりです。

海洋汚染などの問題が一気に解決することはないですが、国や企業だけに頼るのではなく、地球上生物や人類の未来のために私たち個人レベルでも何が出来るか考え行動して行きたいですね。

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